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わかっているという勘違い [記憶の特徴]


わかっているつもりだったが、実は、わかっていなかった。そんな経験はありませんか?人間だれしも経験している事ではないでしょうか。


この「わかっているつもりが、わかっていない」という事が記憶に失敗する大きな原因になっています。たとえば、「憂鬱」という漢字を読むことはできるけれど書くことができないのはその例です。読める程度にはわかっているけれど、自分で書けるほどはわかっていないのです。


勉強ではこうしたことがよく起こります。問題集をやっていて正しい選択肢を選べる程度にわかっていても、論述式の問題になるとまともな解答を書けない、なんていうのも同様な現象です。


やっかいなのが、本当にわかっているかどうかは、一度頭から吐き出してみないと確認できないということです。「吐き出す」というのは、自分が他人に教えるつもりで説明してみる、等々のことです。問題を解くのも頭から知識を吐き出すのですが、上記の説明通り本当にわかっていなくも正解できてしまうので、確認には不向きです。


タグ:記憶
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興味と記憶 [記憶の特徴]


勉強が苦手で全然記憶できないという人も、好きなタレントの情報や興味を持っている趣味の事なら、すぐに覚えてしまいます。なぜなのでしょう?


これは脳の仕組みが深く関わっています。まず理解しなければならないのは、脳が無制限に情報をため込むようになっていないということです。脳は必要な情報や重要な情報のみを取り込むように「ふるい分け」をしているのです。


この仕組みはたいへん合理的だと思います。無制限に情報を取り込むと、ほんとうに必要な情報が埋もれてしまい、実際には使えないものとなってしまいます。


インターネット上には大量の情報がありますが、いま自分が求めている情報がすぐに見つかるとは限りません。あまりにも不要な情報が多いと、欲しい情報を見つけるのが困難になります。それと同じことで、脳は不要な情報を排除するようになっているわけです。


興味がない内容を勉強しても、不要な情報と見なされてしまうのがポイントです。少しでも興味を持つように心がけることは大事です。どんなジャンルでも、何かしら関心を持てる事があるものです。

 


タグ:勉強 記憶
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意外なレミニセンス現象 [記憶の特徴]


記憶は覚えた直後から急速に失われていく、というのが常識です。いわゆるエビングハウスの忘却曲線のことです。


ところが、これとは別の話として、ある程度の時間が経った方が思い出しやすくなるという現象があります。これをレミニセンス現象と言います。


「ある程度の時間」というのが、短ければ数分、長ければ1日以上のケースもあるようです。


レミニセンス現象が起こる理由は、時間が経つ間に情報が整理されたりして、想起(思い出すこと)しやすい状態になるためらしいです。睡眠中は情報が整理されて、大事な記憶が定着されやすいですが、そういった類の話みたいです。


あるいは、覚えた直後が疲れていたり、集中力を欠いている場合は、少し休むことによって回復し、想起しやすくなることもあります。


レミニセンス現象は、しっかりインプットした情報に関するもので、エビングハウスの忘却曲線と矛盾するものではありません。


 


タグ:記憶
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記憶の深さ [記憶の特徴]

一口に記憶すると言っても、その深さにはいろいろなレベルがあります。


(1) 言われれば、記憶したことを思い出せるレベル。
(2) 記憶したことは認識しているが、ヒントがないと思い出せないレベル。
(3) ヒントがなくても思い出せるレベル。
(4) 思い出せるだけでなく、必要に応じて応用できるレベル。
(5) 無意識でも応用できるレベル。


(1)⇒(5)となるに従って、記憶が深くなります。


また、一旦深いレベルまで記憶しても、長い期間その知識を使わなければ、少しずつ忘れていきます。その場合は、(5)⇒(1)の方向に移行するのです。


記憶のレベルが浅くなっていると感じた場合には、再度記憶しなおしたり復習すれば、また記憶のレベルは深くなります。


 


タグ:記憶
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潜在記憶と学習効果 [記憶の特徴]

人間には潜在記憶というものがあります。意識には上らないけれども記憶に残っていることが、どうも大量にあるようです。つまり、忘れてしまったと思う事でも、実は記憶の痕跡があるのです。


『忘れてしまった』というのには、いくつかのレベルがあります。


問いに対して自発的に思い出せることを「再生」、
問いと答えを示されて正誤を答えられることを「再認」
と言います。


実は、「再認」すらできないほど忘れてしまった事でも、本当に記憶がゼロになるわけではない様なのです。


その証拠に、「再認」できなかった事を再度学習すると、以前より短時間で記憶できるのです。これは、実験的に確かめられています。


要するに、何がしかの記憶が潜在的に残っているんですね。


この知見からわかることは、勉強したことを忘れてしまっても、それは次回再学習するときに役立つ、ということです。


 


タグ:潜在記憶
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印象深さと復習回数 [記憶の特徴]

強く記憶する手段として次の2つがあります。


① 覚える対象の印象を強くする
② 繰り返し覚えなおす


①は、覚える対象をよく観察して特徴的な部分を見つけ出したり、何か印象的なイメージと結びつけたりすることです。


また、②は復習を何回も行うことです。


記憶がどれ位しっかりと定着するかは、①と②の掛け算で決まるような感じです。


つまり、極めて印象の強い事であれば、復習などせずとも1発で記憶できてしまいます。


逆に、印象の薄い事は1発で記憶できませんが、何回も繰り返し覚えなおすことで、いずれ記憶に定着します。


記憶する戦略として、


①を重視する、
②を重視する、
①と②をバランスよくやっていく、


といった選択肢があります。


 


タグ:記憶

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1度にインプットする量を調節する [記憶の特徴]

覚える際に、1度にインプットする量(インプット量)を調節すると覚えやすくなることがあります。


例えば、英文を覚えるのに20個単位だとなかなか覚えられなくても、5個単位だと比較的スムーズに覚えられる、等。


どの程度のインプット量が適しているのかは、人により異なります。また、どんな内容のことを覚えるのかにも依るでしょう。


何回か試行錯誤をしながら、自分に最適なインプット量を見つけ出すようにしましょう。


ちなみに、インプット量をどんどん小さくしていけば、誰でも記憶できるようになるはずです。


タグ:記憶

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勉強は忘れる前提で行う [記憶の特徴]

勉強が苦手だという人に多いのが、忘れる前提で勉強していないということです。


頭が良い人であっても、1回の勉強で完璧に記憶することはできません。だから、繰り返し覚えなおして記憶を強化するのです。それができている人が、いわゆる“秀才”ですね。


10回、20回と覚えなおして、最終的にしっかり記憶できれば良いと考えるのです。そのかわり、1回の復習に時間をかけないようにします。その時に覚えられなくてもよいから、とにかく、短時間でササッと覚えなおすのです。


このような作業を行っていると、極端に習得できない部分が出てきたりします。すると、その部分を集中的に勉強することで、最終的にはマスターする事ができます。


この方法は、「1回の復習に多くを期待しない方法」です。1回1回の復習は、プレッシャーを感じることなく、どんどん進めることができます。覚えられなくても良いと思ってやるわけですから・・・。


 


タグ:勉強

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記憶と睡眠 [記憶の特徴]

記憶を効果的に定着させるためには、十分な睡眠を取ることが重要なようです。これは、新しい情報が入ってくると、それによって記憶が妨害されるからだそうです。寝ている時であれば、確かに新しい情報は入ってきませんよね。


この興味深い性質により、睡眠を挟んだ学習法が考えられます。


つまり、寝る前に学んだ事を翌朝に復習するのです。寝ている間に記憶が定着しなかった事項だけを覚えなおすことができるので効率的です。


この方法は、勉強時間を朝にシフトさせると言う意味でもメリットがあります。多くの人が指摘しているように、朝に勉強する人の方が試験の結果が良いのです。


朝と夜に分散して勉強する方法を試してみてはどうでしょうか?


 


タグ:記憶 睡眠

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丸暗記という戦略 [記憶の特徴]

最も割りの合わない勉強法として、丸暗記があります。


丸暗記すれば、その知識は頭の中にあるはずだから、試験でだいたい解答できるだろうと思いがちですが、実際にはそう簡単にはいきません。


丸暗記には


■ 記憶する効率が非常に低くなる
■ 直ぐに使える形で記憶されていない


などの問題点があります。


記憶には、理屈を納得しながら憶えると長期記憶に入りやすいという性質がありますが、丸暗記は思考を止めてしまうので短期記憶にしかならないのです。


難しい事を考えたくない人は丸暗記に逃げますが、これは得策ではありません。


 


タグ:記憶 丸暗記

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